2019年10月12日に超大型台風19号が東京に直撃するということで、早い段階からあちこちで注意喚起がおこりましたよね。
私はテキトー女なので、いつもは災害について｢まあ大丈夫でしょ〜｣と斜に構えており、災害の備えも全く何も無いくらいなのですが…….今回だけは違いました。
私の住んでいる江戸川区がこの台風で浸水するかもしれない！！！！？
という話題がTwitterで持ちきり！
トレンドに江戸川区！！
これを見て、さすがの私も｢え…….うちもヤバいのでは…….？？｣と危機感を感じたのです。
江戸川区は海抜0m以下でして、荒川が氾濫した場合、江戸川区のほとんど全てが浸水するという洪水にめちゃくちゃ弱い地域なんですよね。
江戸川区のあちこちに｢昔ここまで水が浸かったことあるよ〜｣という目印があるので、もちろんその事実は前もって知っていたのですが、何十年に1度の危機が自分の身にふりかかるとはまさか思ってなかった…….。
もし浸水したら？をリアルに想像してみた
ニュースをあさってみて、江戸川区が浸水する可能性はどうもほんとに高そうだぞ…….？と不安が募ってきまして、ほんとにそうなったら我が家はどうなるんだろうとリアルに考えてみたした。
まず家が浸水する可能性ですが、我が家は1階ではありません。しかし低層階…….。
江戸川区の浸水の歴史を考えると、我が家が浸水する可能性はある！と言えるでしょう。
そもそも自分の家まで浸水しなかったとしてもですよ、外が浸水したら出れなくなるわけですよね。
脳裏に泥水の中をボートで進む光景が浮かんできました…….。
うーん、それだけは避けたい…….。
まあ浸水は最悪最低の状況ですが、そこまでいかなくても停電や断水の可能性もありますよね。
いやだ！！停電とか断水してる中で生活とか耐えられない！！！ひもじいのもいやだ！！
いつもならば、いくらニュースで危機感を煽られても｢そうは言っても大丈夫っしょ｣となっていたかもしれないんですが、ちょうどつい最近大型台風で千葉が長期間停電があったところで、停電のつらさを綴ったブログを読んだばかりだったのが効きました。
甘ちゃんの自分にはそんな状況は耐えられる気がしない…….。
ここまで想像して私の出した結論は、、、
よし！家を捨ててホテルで暮らそう！！
台風がくる前日にホテルへ避難
決めたら行動は早いもんで、早速ホテルを予約しました。
いつのタイミングで泊まるかは悩みましたが、ニュースで台風の当日の交通機関はほぼ全て運休するといっていたので、江戸川区から脱出できなかったら意味無いなと思い、台風がくる前日の夜から宿泊することに。
ここで予約するホテルのポイントとしては、下記4点です。
①宿泊費はあんまり高くない
②でも朝食がついていて、比較的快適なホテル
③浸水の危険のなさそうな立地
④会社にも行ける立地
前日から宿泊するので最低でも2泊するわけですが、もしかしたら最悪の場合1週間とか泊まる可能性もあるわけで、そうなると高いホテルはまず無理なわけです。
ただ、どうせならなるべく快適に過ごしたいし、ホテル自体が被災する可能性もあるからホテルに充分な備蓄があってほしいですよね。
あとは最悪の場合、ここから会社に通うかもしれない…….とか色々考えまして、この条件を必須にしました！
この条件に当てはまったのは巣鴨のアパホテルです。
- 値段は大人2人、2泊で3万円
- 朝食ビュッフェ付き
- 山手線巣鴨駅から徒歩数分
- なんと大浴場、露天風呂あり
- 巣鴨は浸水の危険がほぼないっぽい
- 500室もあるから人がたくさんいてなんとなく安心感！
もっと安いホテルもあるけども高すぎないし、なにより露天風呂有りに惹かれまして、アパホテルをセレクト！
ホテルへ避難するための準備
前日にホテルに避難する準備をします。
といっても…….実はそんなにやることはありません。
自宅でこもる人は、万が一被災したときのために貯蔵品を買い込んだり色々やることがあると思うのですが、私の方針はそもそも『被災していない地域のホテルで暮らす』なので、貯蔵品はまずいらんだろうと。
スーツケースに用意したのは
- クレジットカード、パスポート、通帳などの貴重品全般
- 3日分の着替え(長期間滞在ならコインランドリー前提)
- 絶対浸水させたくない大切なもの
- 充電器、モバイルバッテリー
- 台風直撃の日の晩御飯用のお弁当
- とりあえずお茶1リットル
- プレステ4
こんなかんじ。
ほとんど旅行ですよね。
中でも異彩を放っているプレステ4。
長期間缶詰になることを考えると娯楽は必須ですよ。まぁプレステ4は重すぎデカすぎなので、おすすめはSwitchやDSとかですね。
あとは家が万が一浸水することを考えて、｢これは絶対に浸水させたくない！！｣という物は肌身離さず持参することにしました。
食料品は台風当日の夜ご飯分だけです。ホテルの朝食ビュッフェがついているので、たくさん持っていく必要はないですね。(ちなみに朝食ビュッフェをたらふく食べて昼ごはんは浮かす想定)
飲み物も一応持参しましたが、ホテルには自販機があり、水も毎日ペットボトルで支給されたので正直不要でしたね。
台風直撃中のホテルでの過ごし方
避難をしにきているわけですが、暗くなる必要は全くありません。
むしろホテルを楽しみました。
何インチだろう？ベッドに寝転がりながら自宅よりも大画面なテレビでプレステをやりこむ図。
部屋は狭いですがテレビはデカいし、ベッドはふかふかだし快適空間です。
ゲームに飽きたら大浴場でのんびりくつろぎます。
朝食ビュッフェはこんなかんじ〜！
パンが美味しくて最後パンばかり食っていました。
結論からいうと、今回わたしはただただホテルを満喫しただけでした。
ホテルでの避難は精神的にめちゃくちゃ良いしオススメ
こういうブログを書くと｢不謹慎ですよ！！！｣って絶対言われそうだなと思っています。でも書きました。
なぜならみんなにホテル避難をオススメしたいからです。
もちろんお金がかかることなので、全員ができるとはもちろん思ってません。(そもそも全員がホテルに泊まったらホテルに空きがなくなる。。)
でもこういう方法で逃げちゃうっていう手もあるよ、と言いたい。
もしホテルに避難していなかった場合、私はおそらく避難所に行くことになっていたと思います。ピーク時は避難指示が出ていましたからね。
でも避難所はやっぱり大変ですよね。
食べ物も、快適さもあまりないですし、何より他人が近くで生活しているというのはつらいです。
また、最終的に自宅に帰らなければいけないので自宅がどうなってるか不安ですし、何かあった時に避難所で何日過ごすことになるの…….？といった不安もありますよね。
避難所で台風情報を収集してたら、ものすごく不安で鬱になった…….というつぶやきも見かけました。
一方でホテル避難の私は、いよいよ台風が本格的になってきたときにTwitter情報をずっと監視していました。しかし台風情報で不安になってくる…….ということは特にありませんでした。
なぜならすでに家を捨てているから。家が被災しても関係ねー！と思っていたから。
もし家やその周辺が大変なことになったとしてもしばらくは家に帰らないと腹をくくっていたし、
浸水しても別にいいや、
物はまた買えばいいや、
落ち着いてから家に戻って後片付けすりゃいいや、
家の窓が割れて泥棒さんが入ってきても別にいいや、、、
こんな感じに思うことにしたので、台風情報はもはや他人事のような心持ちでしたね。
そして何よりホテルはプライベート空間、快適極まりない。そして万が一このホテルが被災したら他に移ればいい。
結果的に今回の台風では全くなにも被害なかったので、ある意味ホテルの宿泊費は無駄な出費のようにも思えますが、少なくともそれによって私の精神状態は救われたといえます。
突然やってくる地震の場合は同じようにいかないと思いますが、またこのような台風浸水問題が起きそうな場合は、同じようにホテル避難をしたいなと思いました。
不謹慎野郎で申し訳ないですけど、まずは私自身の精神的安定が最優先！！
お金がかかるのはもちろんツラいけど、こういうときにこそお金をつかうってのは大事だと思います。